ここ数年は圧倒的な人気で提案を受けることも多いダイヤゼブラ電機の蓄電池EIBS7(アイビス7)。
アイビス7は人気の蓄電池ですが、他の蓄電池との違いやメリット、デメリットを知りたいという方も多いと思います。
今回はアイビス7のメリット、デメリット、賢い購入の仕方について紹介します。
✅この記事を読んでわかること
・アイビス7を買ってはいけない家庭
・アイビス7の賢い購入方法
アイビス7の製品概要・特徴
アイビス7はダイヤゼブラ電機というメーカーが出している容量7.04kWhのハイブリット・全負荷の蓄電池です。
ハイブリットのため太陽光と蓄電池のパワコンが一つで済み、太陽光からの変換効率の良く、見た目もすっきりします。
また2台設置で14.08kWhと容量を増設できるのが特徴です。
アイビス7の基本仕様
蓄電容量(初期実効容量) | 定格7.04kWh (6.2kWh) |
充電電力(AC) | 5500W |
放電電力(AC) | 5500W |
蓄電池寸法 | 580/1070/370mm |
重量 | 130kg |
設置場所 | 屋外 |
使用環境温度範囲 | -10~+45℃ |
冷却方法 | 自然空冷 |
防水防塵保護等級 | IP55 |
アイビス7の5つのメリット
使える電気の量が多い
アイビス7は入力・出力どちらも5.5kVAで一度に多くの電気を使いつつ、80分程度で充電が完了するので、しっかり使いつつ、たっぷり充電できます。
つまり停電に強い蓄電池といえます。
(出典:EIBS7パンフレット)
容量が大きくても出力が小さい蓄電池もあるので、他のメーカーの蓄電池と比較する場合は出力も比較した方がいいです。
組み合わせが自由
アイビス7のハイブリットパワコンは以下の3種類から選べます。つまり、設置している太陽光のメーカーや枚数に合わせることができます。
・8.0kW 4回路モデル
・9.9kW 5回路モデル
EIBS7は基本的にどのパネルメーカーでも組み合わせ可能です。
業者側からみても提案しやすい蓄電池です。
補助金対象
アイビス7は補助金が使えるの?
国の補助金対象になっていますので、導入費を抑えたい方は補助金を確認してみるといいでしょう。
補助金は手続きが煩雑で、使える時期が決まっているので補助金に対して消極的な業者も多いです。ご自身でも確認してみることをおススメします。
補助金の種類によっては、メリットよりもデメリットが上回る場合もあるので、補助金に詳しい販売店を探すのが一番です。
増設ができる
アイビス7は設置後にもう1台増設して14.08kWhに容量を増やすことができます。 (出典:EIBS7 パンフレット)
最初で2台入れるのが、工事費を抑えることができるのでベストですが、まずは1台で試してみたいという方は、あとで増設もありだと思います。
しかし、増設は設置から3年以内となっています。
長寿命
アイビス7はサイクル数が12000回と高寿命です。
1日1サイクルの場合は約30年も充放電ができる計算になります。
アイビス7の5つのデメリット
低温に弱い
アイビス7は低温に弱いです。
使用温度範囲は-10~+45℃ですが、実際には、マイナス10℃までいかなくても冬場には不具合を起こす事例が多い蓄電池です。
屋外設置の蓄電池なので、北関東より北の寒い地域では他の蓄電池を検討した方がいいです。
家の中に設置できない
そのため、屋外に設置スペースがない場合は設置が難しいでしょう。
密閉された空間ではなく、換気が十分な場合は屋内設置ができる場合もあります。
詳しくは販売店に相談してみましょう。
塩害対応ではない
アイビス7は塩害対応ではありませんので、海岸から500m以内の地域には設置ができません。
設置した場合はメーカーの保証を受けられない場合がありますので注意が必要です。
AI機能がない
最近は、AI機能がついている蓄電池が多いですが、アイビス7はAI機能がついていません。AI機能が欲しい場合はニチコンの蓄電池も検討するといいでしょう。
契約アンペアに要注意
アイビス7は家全体をバックアップできる全負荷型の蓄電池ですが、全負荷で対応できるのが契約アンペアが75Aまでとなります。
75Aを超える場合は電源切替ボックスを2台設置するか、停電時に使いたい部分の電気を選んで特定負荷のような使い方になります。(メーカーは後者を推奨)
(出典:アイビス7取扱説明書)
契約アンペアは分電盤で確認できます。写真は60A
アイビス7の賢い購入方法
アイビス7は取り扱っている販売店が多く、基本的にどこの業者に見積を依頼しても見積を出してくれると思います。
ただし、見積合わせでないと見積が高くなりがちなので、比較サイトを利用して見積を依頼するのがおススメです。
今すぐ比較サイトを使って複数の業者に見積を依頼する
▼簡単30秒!無料で見積依頼▼
まとめ
今回はアイビス7のメリット、デメリットと賢い購入の仕方について紹介しました。 人気が高く素晴らしい蓄電池ですが訪問販売の業者の場合、相場より高く提案される場合もあります。
また以下に該当する家庭は保証が受けられなくなる可能性があるため購入は避けた方が無難です。
・冬に氷点下を下回る寒い地域
訪問販売から提案を受けた場合でも即決せずに、複数の業者に見積を依頼することが重要です。
■関連記事
⇒たった30秒で100万円安くなる太陽光・蓄電池見積サイトの選び方
⇒カナディアンソーラー蓄電池EP CUBEの知っておくべき一番の注意点
⇒ファーウェイHUAWEI蓄電池は業者選びと修理対応に注意
⇒テスラ蓄電池パワーウォールはまだ購入するな!デメリットや補助金・業者の選び方
⇒蓄電池のトラブルが4倍に急増!悪質業者一覧や悪質業者の見分け方
コメント