「売電価格が下がるから、太陽光で創った電気を貯めて使った方がお得です!」
訪問販売の業者から蓄電池のメリットを聞かされるけど、本当?
そう疑問に感じている方向けに今回は蓄電池を販売している業者の視点からメリット、デメリットのウソ・ホントを紹介します!
ぜひ、蓄電池を検討する際の参考にしてください!
蓄電池を後付けするメリット
作った電気を無駄なく使える
FIT切れで売電単価が下がった家庭の場合は、売るよりも使う方がメリットが大きくなるとよく言われますよね。
たしかに、日中自宅にいない場合は、作った電気を蓄電池に貯めて使う方がお得になるのは間違いありません。
ただ、すべての家庭にメリットがあるわけではなく、家族が少なく夜の電気使用量が少ない場合は、太陽光だけで十分な場合があるので、蓄電池を導入する経済メリットはあまりありません。
停電対策に有効
蓄電池は停電時に貯めた電気を使用できるので、停電対策として有効です。
しかし、蓄電池には分電盤の一部をカバーする「特定負荷」と分電盤全部をカバーする「全負荷型」があって、特定負荷の場合は停電時にエアコンやIHが使えないので、要注意です。
特定負荷を入れて、停電したときにエアコンが使えず後悔したという人もいます。
停電対策として検討するなら容量が10kWh以上で全負荷型の蓄電池おススメです。
太陽光のパワコンの交換費用を節約
蓄電池には「単機能型」と「ハイブリット型」があります。
ハイブリット型は蓄電池のパワコンと太陽光のパワコン1台で済むので、太陽光のパワコンの交換時期(10年~15年)に、ハイブリット型の蓄電池を入れることで、パワコンの交換費用を節約することができます。
ただし、メーカーによって既設の太陽光と蓄電池の相性が合わない場合もあるので、業者を通してメーカーに確認してもらいましょう。
後付けで容量を増やすことができる
メーカーによっては、蓄電池を追加で後付けすることで容量を増やすことができます(シャープやファーウェイ、looopのエネブロックなど)
まずは5kWhぐらいの容量で使ってみて、後に5kWhを追加して10kWhにすることも可能です。
ただし、後付けする場合は余計に工事費がかかりますし、機種に入れ替えによっては後付けできない場合があります。
蓄電池を後付けするデメリット
太陽光の保障対象外になる
売電の価格が下がったり、太陽光の保障期間中の場合は、蓄電池の後付けによって保障が受けられなくなる場合があります。
例えば、シャープの場合、保証期間中に他社の蓄電池を後付けした場合は保証の対象外となります。
なので、太陽光と同じメーカーの蓄電池を後付けするか、保証期間が終了して設置した方がいいと思います。
ハウスメーカーの保障対象外になる
また蓄電池を設置する際に、壁に穴をあけることによって、ハウスメーカーの保証を受けられない場合もあります。
蓄電池を後付けする際は、太陽光のメーカーと住宅を建てたハウスメーカーの保障内容を十分確認するようにしましょう。
自宅を建てたハウスメーカーから蓄電池を購入する場合は、保証を受けられる場合があるようです。
ただし、ハウスメーカーから専門業者よりも価格が高く、選べるメーカーも少ない場合が多いため、なるべく専門の業者に依頼することをおススメします。
まとめ
今回は業者の視点から蓄電池を後付けするメリット・デメリットのウソ・ホントについて紹介しました。
太陽光発電システムに蓄電池を後付けするメリットとデメリットは結局のところ、経済的な部分よりも蓄電池をどのように使いたいかによって変わってくると思います!
もし、訪問販売の業者から提案を受けていたら、他の業者との見積比較を忘れずに。
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