太陽光の設置を考えているなら、想定されるトラブルを知っておくことは重要です。
設置してから近隣とトラブルになったり、業者とトラブルになるケースは多くなっています。
そこで今回は「太陽光を設置する前に知っておきたかった近隣トラブル4選」について紹介します。
✅この記事を読んでわかること
・その他のトラブル
・トラブルを避ける方法
太陽光の近隣トラブル4選
1.反射光のトラブル
太陽光パネルの設置面が近隣の家の窓に向いている場合、反射光によるクレームが発生する可能性があります。
基本的に発電量の多い屋根の南向きに設置することが多く、この場合は太陽光の反射は真上になるため、近隣へ反射しづらいです。
北向きの場合は近隣の直線的に反射するため、反射光によるトラブルになる可能性があります。北向きに提案する業者はほとんどいないと思いますが、注意が必要。
家庭用太陽光においては反射によるトラブルはほとんどないので、実績豊富な業者であれば心配ありません。
2.熱のトラブル
太陽光パネルから反射した光が同じ場所に当たり続けることで高熱になる場合があります。
しかし、こちらも実績豊富な業者であれば心配ありません。
3.音のトラブル
パワーコンディショナーの音がうるさいとのトラブルにも多いです。音の大きさはエアコンの室外機程度ですが、うるさいと感じる人もいます。
パワーコンディショナーの設置場所は、隣の家との十分な距離を置くようにした方がいいです。
パワーコンディショナーとは太陽光パネルで発電した直流の電気を、家庭で使える交流の電気に変換する装置のこと。
4.雪のトラブル
雪が積もる地域では、太陽光パネルの有無に関係なく屋根からの落雪は起こりうると思いますが、太陽光を設置していることを理由にトラブルになる可能性はあります。
また太陽光パネルは表面が強化ガラスで傾斜がかかっているため、勢いよく雪が落ちてくる可能性があります。
雪がまとまって落ちてこないように、下の写真のような雪止めの設置が必要です。
(↑画像:楽天)
隣家や通行人への被害を防ぐためにも雪止めは必ず設置するようにしましょう。
太陽光発電の業者とのトラブル
太陽光発電のトラブルは近隣トラブルだけではありません。業者とのトラブルも起こりえますので、注意が必要です。
補助金が使えない
補助金の申請が間に合わないなどで受け取れないトラブルも起きています。また、補助金が使えないのに使えるとウソをついて勧誘するケースもあります。
相場より高い金額で契約
特に訪問販売の場合は高額で契約を迫るケースが多いです。訪問販売の場合は高く売れば売るほど営業マンはインセンティブ(歩合給)をたくさんもらえます。
相場より100万円以上高いケースも。。。。
提案された内容に魅力を感じる場合でも、必ず複数の業者で比較した方がいいです。
屋根から雨漏り
施工のレベルが低い業者も中にはいます。外注施工の場合は下請けを安くたたいていることが多く、工事の質が低くなる可能性があります。
雨漏りによる保証をもとめても、太陽光パネルとの設置と関係ないといわれる可能性もあります。
施工実績や万が一の場合は保険で補償があるのか確認しましょう。
設置してもすぐに使えない
太陽光発電は設置後すぐに使えるわけではなく、電力会社や国(資源エネルギー庁)への申請が必要です。
通常、電力申請に1か月、国の申請に2,3か月かかります。設置後にすぐに使えると案内する業者は注意しましょう。
実績豊富な業者を選ぶ
太陽光発電による近隣トラブルや工事のトラブルを避けるためには、実績が豊富な業者を選ぶことが重要です。
売上第一の訪問販売の場合はなるべくパネルの枚数をなるべく多く設置しようとする傾向があり、近隣への影響を考えずに提案する場合があります。
評判を大事にする、地元の自社施工の業者であれば、トラブルになるような提案は避けると思います。
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