【現役営業が教える】蓄電池のみ設置する際の注意点!

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太陽光発電システムとセットまたは後付けで販売されることが多い蓄電池ですが、太陽光はないけど蓄電池のみの設置に興味があるという方も多いのではないでしょうか?

最近、私が太陽光の営業で訪問した際にも、

「太陽光の設置は考えていないけど、蓄電池だけ設置できるの?」

「電気代は困ってないけど停電対策として蓄電池が欲しい」

といった声を良く耳にします。

この記事では太陽光パネルなし蓄電池のみ設置したいと考えている方に向けての注意点と具体的な導入方法を紹介します。

この記事を書いた人
chikuden1101

●太陽光・蓄電池の営業職
●第二種電気工事士

過去に訪問販売を経験していた経験から、後悔する人を1人でも減らしたいと思い、当ブログで情報発信。
太陽光・蓄電池の業者選びの参考にしてください。

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太陽光なしで設置できる蓄電池の種類

蓄電池にはパワコン(パワーコンディショナー)の種類で単機能型ハイブリット型の2種類あります(厳密にいうとトライブリットの3種類ですが、ここでは省きます)

お客さん
お客さん

パワコンのことはよくわからないわ、どちらを選べばいいのかしら?

管理人
管理人

蓄電池単体で設置する場合は、どちらを選んでも問題ないため比較的価格の安い単機能型がいいと思います!

・単機能型:太陽光と蓄電池にそれぞれパワコンがある。
・ハイブリット型:蓄電池のパワコンで太陽光パネルに直結するため、変換効率が高い。

蓄電池のみの場合のメリット・デメリット

メリット

導入費を抑えることができる

太陽光発電システムがないため、機材代工事代を安く抑えることができます。また工事にかかる日数もほぼ1日で終わります。

太陽光との相性を気にせずに、メーカー・機種を選べる

太陽光発電システムがないので、基本的に自由にメーカー・機種を選定できます。

停電時にも電気が使える

蓄電池のみでも停電時に貯めた電気を使うことができます(looopというメーカーの蓄電池エネブロックは、太陽光発電システムがないと使うことができません)

デメリット

経済的メリットはあまりない

電力会社から電気を買う必要があるため、経済的メリットはあまりありません。

オール電化の家庭など電気契約によっては電気代の安い時間帯に電気を買って貯めることで電気代を下げることができます。

停電が長引くと充電できない

停電の復旧まで時間がかかると、太陽光発電システムがないため充電できません。

災害時の停電対策であれば、太陽光発電システムと組み合わせた方がいいと思います。

蓄電池を設置するうえでの注意点4つ

蓄電池を設置するうえで注意してほしいの以下の4つです。

・容量
・全負荷or特定負荷
・保証
・設置スペース

容量

太陽光なしの場合は、長期間の停電が続くと充電できなくなってしまいます。できれば10kWh以上の容量の大きい蓄電池がおススメです。

電気の使い方にもよりますが、容量の小さい蓄電池の場合1日持たない可能性があります。

全負荷or特定負荷

蓄電池には停電時に家全体の電気をカバーできる全負荷型と一部の電気をカバーできる特定負荷型があります。

管理人
管理人

特定負荷型の場合は、エアコンオール電化に対応できないものがほとんどなので全負荷型200V対応の蓄電池を選びましょう。

保証

蓄電池は一般的に本体の保証と容量に対する保証があり、10年~15年としているメーカーが多いです。金額や容量だけでなく、サイクル数や保証期間や内容も確認しましょう。

設置スペース

室内また室外にどちらに設置するかは、ご自宅の造りやメーカーによっても違いますが、容量の大きい蓄電池は高さ、幅が1mを超えるものもあります。

容量10kWh近くになると重さも100キロ以上あるので、搬入経路もある程度の広さが必要になってきます。

自宅に十分な設置スペースがない場合は設置できる機種が限られてきます。

室外に設置する際の注意点・隣家との距離や音の大きさ
・海に近い場合
・直射日光はあたらないか
・寒冷・積雪地域の場合

隣家との距離や音の大きさ

隣家との距離が近くで蓄電池の発する音でトラブルになる事例が起きています。

メーカーにもよりますが蓄電池自体はエアコンの室外機よりも、音が小さいので、ほとんどの場合は気になりませんが、隣家との距離が近い場合や隣家の寝室の近くに設置すると、音を気にする人が出てくるの注意が必要です。

海に近い場合

自宅が海に近い場合は、室内設置を推奨したり、室外に設置した場合は保証を受けられないメーカーもあります。

室外に設置できる場合でも塩害で寿命を縮めてしまう可能性が高いため、室内やガレージの中などに設置した方がよいです。

管理人
管理人

屋外設置が塩害対応でも、沿岸から500m以内の重塩害地域には対応していない場合があるのでメーカーに要確認。

直射日光は避ける

どのメーカーも直射日光が当たる場所(南側)への設置は推奨していません(保証対象外の場合も)直射日光が当たると蓄電池の劣化発火の危険性があるため、日陰になる場所を選びましょう。

寒冷・積雪地域の場合

寒冷・積雪地域の場合は室内設置が基本です。ほとんどのメーカーが-10℃を下回る環境での設置は推奨していません。

極端に寒い環境の場合、蓄電池の容量の減りが早くなります。

長期停電に備えるなら

ご紹介したとおり、太陽光なしで蓄電池のみ設置は可能です。

導入費も抑えることができるので、実際に蓄電池のみ設置している家庭も増えています。

ただし、停電が長期化した場合は使い切っても充電できないため、台風などで停電の多い地域でお住まいの場合は太陽光パネルとの併設も検討した方がいいと思います。

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