広告を見て蓄電池の問い合わせ多いのが、
「自宅に訪問されるのは困るけどとりあえず金額を教えてほしいという」
電話です。
多くの業者は自宅を「訪問しないと正確な見積は出せない」と答えると思います。
ネット上にはネット販売の業者から見積を取りましょうと書いているサイトも多いのですが、蓄電池はネット通販で買える家電とは違います。
おそらく同じように訪問しないと正確を見積を出さないといけないといわれると思います。
そこで今回は、訪問なしで正確な見積は出せないは正解なのか?
業者目線で解説してきたいと思います。
正確な見積を出すのは現場を確認しないと出せない
蓄電池の購入を検討している方は、すでに太陽光を導入している人がほとんどだと思います。
その場合、既存の太陽光のメーカー、型番や容量によって後付け可能な蓄電池のメーカーや種類が変わってくるのと、電気の使用状況や停電時の蓄電池の使い方によって全然違うからです。
また、蓄電池の設置場所や自宅の造りよって必要なケーブルの長さや工事内容が違うので、正確な見積を出せないは正解なのです。
メーカーによっては保証対象外に
取り付けたい蓄電池があっても、太陽光との相性や設置環境によってはメーカーの保証対象外になってしまうため、断られる可能性があります。
例)沿岸から近い重塩害地域などはメーカーの保証対象外になることが多い。
訪問を拒むと見積を断られることも
概算で見積を出すことができますが、それでも太陽光パネル、パワコンのメーカー、型番、容量の情報は必要です。
それらの情報もわからないけど、
「だいたいでいいんで見積出してよ」
と依頼されることもありますが、先ほどの情報がわからない場合は訪問なしでは正確な見積を出すのも難しいと思います。
また業者も訪問を拒むお客さんについては冷やかしと判断して、見積を出してくれないケースもあります。
実際に訪問をかたくなに拒むお客さんで、太陽光のパネルや容量などまったく答えてくれない方がいました。
グーグルマップで確認するので、住所を教えてほしいといったのですが、案内された住所は他人の家でした。
おそらく同業者だと思いますが、このように同業者とみられる冷やかしも多いので、訪問を拒むお客さんに対しては見込みが低いと判断して見積を出さない業者も多いのです。
それでも相場を知りたい場合は
それでも業者の訪問なしに相場を知りたい場合は、検討している蓄電池の容量に以下の単価かけることで相場がわかります。
蓄電池のタイプは様々ですが、容量にこの単価をかけることで相場を出すことができます。
・蓄電池の容量×18.7万円/kWh(2019年度)
例)10kWh家庭用蓄電池の場合
10kWh×18.7万円/kWh=187万円
※離島の場合は輸送費がかかるため、この金額より高くなる場合があります。
これは工事を含めた費用の相場なので、見積を取った場合もこの単価で出した金額と比較することで適正な見積なのか、ぼったくりなのか判断できると思います。
比較サイトを使うメリット
業者の訪問を拒む理由としては、即決を迫られるのが嫌でじっくり検討したいというのが大きいのではないでしょうか?
蓄電池は高額な買い物なので、後悔しないためにも複数の業者から見積をとってじっくりと検討する時間は必要です。
比較サイトに登録している業者は、他社と比較されることを前提で見積を出すために、訪問したとしても相場からかけ離れた高い金額で提案される心配がありません。
また必要以上にしつこい営業については、登録を解除されてしまう可能性があるため、即決を迫られることはないでしょう。
複数の見積をみてじっくり検討したい方は、業者の審査が厳しいソーラーパートナーズで見積を依頼してみましょう。
正確な見積は訪問してから出してもらう
蓄電池は一生に一度の大きな買い物です。
十分な調査なしに、契約を進めるよりも、複数の業者に訪問してもらい、納得のうえで見積を出すのが一番です。
また金額が安いだけで決めるのもトラブルになる可能性もあります。
他社よりかなり安かったけど、導入後に調べたら、一番低いスペックだったということもあります。
■関連記事
⇒蓄電池は停電時にエアコンが使えない!?失敗しない蓄電池の選び方
⇒知らいないと損する蓄電池の相場【2023年】メーカやタイプ別に紹介!
⇒【現役営業が教える】蓄電池のみ設置する際の注意点!
⇒たった30秒で100万円安くなる太陽光・蓄電池見積サイトの選び方
コメント