「卒FITで蓄電池を導入はまだするな!」
卒FIT対策で蓄電池の導入を案内する業者の営業が増えていると思います。
太陽光パネルが乗っているいる家庭はそれが目印になっているので、チラシや訪問営業で導入すべきか気になっている人も多いのではないでしょうか。
今回は蓄電池を導入すべき人とまだ導入を待った方がいい人向けに記事を書きました。
まずは卒FIT後の売電価格を確認
まずは卒FIT後の売電価格を見てみましょう。現状40円~30円台で売電されている方からすれば、卒FIT後の売電価格は約4分の1以下になってしまいます。
電力会社 | 余剰電力買取価格 |
北海道電力 | 8円/kWh(税込) |
東北電力 | 9円/kWh(税込) |
東京電力 | 8.5円/kWh(税込) |
北陸電力 | 8円/kWh(税込) |
中部電力 | 8円/kWh(税込) |
関西電力 | 8円/kWh(税込) |
中国電力 | 7.15円/kWh(税込) |
四国電力 | 7円/kWh(税込) |
九州電力 | 7円/kWh(税込) |
沖縄電力 | 7.7円/kWh(税込) |
卒FIT後の3つの対策
卒FIT後の対策は3つです。
①引き続き電力会社に安く売電
太陽光発電で元とったし、手続きめんどくさい!って方は今の電力会社に引き続き売電することもできます。
家計的には得策ではありませんが、お金も手間もかからないので、このままでもありだと思います。
②売電先を変更する
FIT期間中とは別の電力会社に売電する方法です。FITよりは売電は安くなりますが、先ほど紹介した大手電力会社の売電価格より高く買い取ってくれる業者がいればそちらに売電するのもありです。
切り替えの手続きは必要ですが、初期費用はかかりませんので何もしないよりはいいと思います。
③蓄電池を導入する
電気料金が高くなっている今、7円で売るよりも30円以上する電気を買わずに自分で使った方がお得なのは間違いありません。
ただし、蓄電池は初期費用が大きくかかるので、導入するタイミングが重要になってきます。
蓄電池を導入するベストなタイミング
私は普段、蓄電池を売る立場なので、基本導入する方向でお客さんには話していますが、今は導入を待った方がいいお客さんもいるので、簡単に紹介しますね。
多くの家庭が住宅用・10kW未満なのでFITの期間は10年で解説しています。
①FIT9年~10年目
いわゆる卒FITに向けて準備すべき人達です。この人達は現在の売電価格が30円~40円台で終了後は売電価格が一気に下がりますので、蓄電池の導入がおススメです。
蓄電池の導入費用はかかりますが、おそらく太陽光発電にかかった費用は回収できているはず。
蓄電池も値上がりしていますので、早めの導入がいいと思います。
②FIT5年~6年目
売電価格が26円~28円(2022年11月現在)ぐらいなので、売電よりも自家消費の方がお得なように感じますが、蓄電池の導入コストを考えると足が出てしまう可能性があります。
停電時の非常用電源としては十分ありですが、費用対効果の面から考えると導入する前に補助金や蓄電池の性能を十分に調べたうえで導入を考えた方がいいです。
③FIT1年~2年目
売電価格が17円~19円(2022年11月現在)なので、そのまま8年、9年、売電していても太陽光の費用もなかなかペイしないでしょう。
そうであれば上がり続ける電気代を支払い続けるよりは自家消費の方が経済的にお得です。
以上、①③は今すぐ蓄電池を導入した方がいいが、②の方は導入前に費用対効果があっているか考えてた方がいいです。
補助金を活用を考える
蓄電池には国が再エネを後押ししていることもあって、国や自治体から蓄電池の補助金が出ています。
補助金の種類や内容については、割愛しますが、「蓄電池 補助金」で検索するといろいろ情報が出てくるでの調べてみましょう。
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卒FIT対策の蓄電池導入まとめ
今回は卒FIT対策の蓄電池導入について紹介しました。
FIT何年目かで、蓄電池を導入すべきタイミングが違いますし、導入費によってもタイミングは変わってくると思います。
蓄電池の導入を考えているのであれば、一度見積を取ってみて費用対効果を検証することをおススメします。
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